【目標】 完璧主義を軽減しよう

間違える恥を恐れるのか、手戻りを恐れるのか、なんだかわからないけど、なんとなく記事を公開するのをためらってしまう。

完璧に仕上がったと感じることなんてないのに。そう感じたとしても、すぐに新しい発見があるかもしれないのに。 公開してしまったほうが価値あるフィードバックを得られてそれに合わせて直していくほうがいいのに。

世の中に完璧なものなんてないと福沢諭吉先生も言ってたらしい。 たしかにこの世の中で完璧なものってどのぐらいあるんだろう。

未完成なものを公開する不安や完璧主義についてこう書いてあった。

P8
誰にも失敗作を見せたくない。完成してから最高傑作を見せればいい。
……
誰にも話さずに秘密にしておけば、アイデアは自分のものにできる。
……
その間違いこそが大きな問題だ。
……
P23
過去に失敗していなかったら、それは革新的でないか、リスクを取っていない証拠である。
……
なんとなく使えるようになったら、生煮えでもリリースして公開する。Google Labsがこれだった。

Googleがこうして成功してきたのだから、たぶんこのやり方でうまくいくだろう。 未完成なものを公開することの危険性として

P9 
早すぎる段階でフィードバックを受け取ると危険なこともある。そのことについてはあとの章で触れることにする。

としているが、

P23
欠点としてはGmailのように4年以上も「ベータ」なものがあると、バカにされてしまうことだ。

というような記載しか見当たらないから、危険なことよりもいいことのほうが多いのかもしれない。

P107
完ぺき主義
何が問題なんだろう?それは停滞だ。
P109
「完ぺきは善の敵」という古いことわざがある。

たしかに完璧主義が過剰な品質、安全を求め、正しい行動を邪魔してしまうことも多い気がする。

P23
必要なのは、不完全なソフトウェアを見せても構わないという謙虚と、ユーザーがその対応を称賛し、迅速な改善を望んでいるという信頼だ。

謙虚になって、完璧主義を軽減しよう。 手遅れにならないうちに次の手を打つようにしよう。

完璧主義は臆病で傲慢……ってのはちょっと言い過ぎかもしれないけど、
未完成なものを見せるのが怖い、誰かの手を借りなくても自分で完璧にできるって思ってるのかもね。
未完成なものを見せても何も怖いことは無いのに。
先人の知恵があったから未完成なものでも創造できているのに。